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20代30代女性ニーズランキングベスト1位から10位を発表!

女性が指を広げて笑っている

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消費活動が活発な20代30代の女性はF1層とも言われるように(※Fとはfemaleの頭文字)多くの企業が女性ニーズをつかもうとしのぎを削っています。特に20代~30代の女性はライフスタイルが次々と変化してくため、就職・キャリアアップ・結婚・出産・子育て・介護というライフステージに購買行動が大きく影響されていきます。こうした多岐に渡る女性たちのニーズを1つ1つ聞き分け貴社の商品・サービスの開発に込みこむことは大変な労力を要します。JMC企画室は10万人の女性とマーケティングの中で500人の女性たちとアンケートを実施し、20代30代女性たちが今欲しいもの(したいこと)について回答を得ました。女性たちのニーズをつかめば商品企画やマーケティング戦略が各段に立てやすくなります。では早速見て行きましょう!

 

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  【アンケート方法】 

  ・2013年3月~2015年7月20代・30代女性500人を対象に実施

  ・「あなたが今欲しいもの(したいこと)は何ですか?」という質問から

   10項目の中で最も欲求が高い3項目を選んでもらった

  ・その他の意見も聞けるよう口頭回答・書き項目も設置

 

 

第1位は「豊かな暮らしがしたい!」 

 

◆理想の豊かさを求める女性たち


アンケート結果の第1位は「豊かな暮らしがしたい」で全体の約21%を占めました。豊かさというと「お金がたくさんある生活」という理想を思い浮かべるかもしれませんが、女性たちの本音は違うようです。「あなたの豊かさとは何ですか」という追加の口頭質問では「高級タワーマンションで優雅に暮らしたい」という絵に描いたようなセレブ生活を夢見る一方で、「自然に溢れた場所で野菜を育てながら充実した時間を過ごしたい」「子供の成長を見守れるような場所に住みたい」「自分の好きなことを思いっきりしたい」というように、自分らしい幸せの形が理想の豊かさであることを自覚している女性たちも多くいました。こうしてみると女性一人一人はそれぞれに自分が理想とする将来のビジョンを頭に描き常にそれを追い求めているように感じます。これは商品やサービスを開発する際に彼女たちの理想の未来を訴求できれば潜在しているニーズを呼び起こせるということにもなります。いかに女性たちの理想の将来像を知るかがヒット商品を生むカギにもなるでしょう。

 

 

第2位は「安定した収入が欲しい!」

 

◆お給料への不満は30代が高い傾向に

 

第2位は「安定した収入が欲しい」で全体の15%を占めました。1位の質問と似ているようでもありますが、回答をした女性たちからは自分のお給料額に対する不満が浮き彫りになってきました。32歳生命会社の事務をしている女性は「30代に入り責任も持たされるようになったが働きに見合うお給料をらっていないため将来が不安」という声もありました。女性は28歳をピークに体力が減少するというデータもあります。体力に反比例するように責任は持たされますがお給料額で満たされていないというのが特に30代女性に多い不満でした。また銀行に勤める20代女性は男性社会中心の昇進制度に将来不安があると言います。全てがそうではないでしょうが金融機関は男性が優位的に昇進をしていくため頑張って働いていても先が見えているのでモチベーションが続くか自分自身も不安だと語っていました。また結婚出産などは喜ばしいことであるのに、働く女性にとっては「今の立場を降格させられる=お給料が下がる」というマイナスイベントの要素が高いと言います。自分のライフステージや環境に左右されない安定したお給料が欲しい!という彼女たちの思いのレベルは高く、同時に社会制度に対する訴えにも感じられました。

 

第3位は「自己表現したい!」

 

◆SNSは自分を満たすツール

 

第3位は「自己表現したい」で全体の14%を占めました。これまでにないほど女性たちの自己アピール願望は高まっているようです。生まれた時からPCのある環境で育ってきた20代女性たちはSNSで自分の日常や発言をソーシャルメディアという媒体を通して伝えることに抵抗を感じなくなっています。またソーシャルメディアで発信をして共感を得られることで自分の存在意義を実感できる楽しさも知っているようです。一方でこんな意見も。「SNSで発信しても共感してもらえなかった時はさびしい。常に自分の人気度が図られているようで疲れる時もある」という20代女性もいました。一見大人しそうな女性でも「自分発信をしたい!」という気持ちは強く、誰もが自由に表現できるチャンスがあることに魅力を感じているようです。自分を自己表現したい女性たちの隠れた欲求を満たしてくれるサービスが出ればヒットしそうです。

 

 

第4位は「美しくなりたい!」

 

◆エイジングケアに目覚め始めた20代女性

 

第4位にランクインしたのは「美しくなりたい」です。女性は年代を問わず美しいものが大好きでキラキラしたもの色味やデザインが綺麗なものに惹かれます。また女性は「いつくになっても女」「何歳になっても美しくありたい」という言葉がよく聞かれるように、自分自身を美しく保っていたいという強い想いがあります。その裏には自分自身を大切に扱われたいという美しいものに憧れている気持ちと、自分がその美しい存在になることで自分も他者からも大切にされることを願う思いがあります。アンケートを取ってみてわかったのは最近は20代後半からもアンチエイジングに興味があるという傾向です。これまでアンチエイジングに関心が高いのは、肌の衰えを感じ始める30代後半から40代が中心でしたが今は若年化が進んでいるようです。たくさんの美容向け商品やアンチエイジング商品と関わっているうちにし20代女性も感化されたり、環境の変動が激しいため身体にダメージを受けているという自然現象が影響しているかもしれません。いずれにしても美しくなりたいという女ゴコロはいつの時代も変わずに強いニーズとして君臨し続けるでしょう。

 

 

第5位は「癒されたい!」

 

◆癒しの求めはAIにも

 

第5位は全体の10%を占めた「癒されたい」です。女性の社会進出や共働き世帯が多くなる中で体力的・精神的に疲れを抱えている女性はやはり多くいます。「あなたはどんなことで癒されていますか?」という追加の口頭質問では様々な回答がありました。音楽・ペット(犬や猫、爬虫類なども)・アロマ・植物やガーデニング・エステ・他趣味・パートナー、さらには「仮想恋愛アプリに登場する彼」と言う答えやスマホに搭載されているAIナビゲーターという女性もいました。癒しの求めは人を含めた動植物を越えて仮想現実であるVR(バーチャルリアリティ)にも波及していきそうです。女性も大人になってくると頑張っているのが当たり前に見られてしますのが社会の現実です。そしてこの現実を癒すのは自分であることも十分わかった上でその癒しを提供してくれる商品を女性たちは購入をしています。癒しビジネスは進化をとげることで需要は高まっていくでしょう。

 

 

第6位は「愛されたい!」

 

◆女性たちの恋愛観に変化が

 

6位にランクインしたのは「愛されたい」で全体の9%を占めました。思ったよりランキングが低いというのがJMC企画室の印象です。これまで女性雑誌のタイトルには必ずと言っていいほど「愛される女子の条件」「愛されコーデ」「愛される女性のモテしぐさ10選!」という特集が組まれるほど、愛されること=女としての幸せのように持てはやされてきました。これらは男性からいかに好かれることに焦点を当てた男性主導の在り方です。しかしアンケートを取った結果からすると最近の女性は恋愛観そのものに変化が出てきているようです。今の20代30代女性は男女平等の意識が高く、同時に恋愛に関しても「私らしさをきちんと認めてくれる男性から愛されたい」というように、飾ることのないありのままの自分を愛して欲しいという欲求が高いことがわかりました。つまり男性が理想とする女性像を自分に押し付けられる恋愛は窮屈であるという思いの現れでもあるのです。これも女性たちが自分の主義主張をきちんと伝えられる世の中になりつつある証拠であり、恋愛に求める価値観も今後さらに変化していくと見て良いでしょう。

 

 

第7位は「子供を産み育てたい!」

 

◆子供だけ欲しい未婚女性

 

第7位は「子供を産み育てたい」で全体の7%を占めました。回答では既婚者だけでなく、未婚の女性にも子供を産みたいという願望が高かったことがわかりました。「相手はいないけれど子供が欲しい」という20代女性もいて、子供を産み育てたいとする欲求は本能とすればそれまでですが、晩婚化が進む中で子供を産みたくても産めないという不妊も大きな社会問題となってきそうです。また子供を産み育てられる社会環境もしっかりと整えていかなければ、今子供を産み育てたいと思っている20代30代でさえ産まない選択をすることもあり得ます。現に今回のランキングでは7位という低い欲求にとどまっており、全体を見ると子供を持つことに対する関心が低くなっていることがわかります。

 

 

第8位は「結婚したい!」

 

◆結婚はあくまでも自然がいい?

 

第8位は「結婚したい」で全体の6%を占めました。20代・30代女性との口頭質問では「結婚したいけれど、すごくしたいと言えばそうでもない」という自然な流れに身を任せている女性の意見が目立ちました。この項目を選んだ女性のみに「婚活はしていますか?」という質問では、「前はしていたけれど最近は疲れてやめてしまった」「良い男性と出会えないのでしない」「全くしていない」と、熱心にしていない女性が半数以上でした。中には「結婚、結婚と目の色を変えて婚活をするような自分にはなりたくない」という意見もあり、女性たちは結婚適齢期でありつつも自分の婚期を冷静に見ているようです。最近は夫婦別性を選択できたりあえて結婚をせずにパートナーと一緒にいる女性もいます。20代・30代女性たちは自分たちの価値観に合った結婚を模索しているようにも受け取れました。

 

 

第9位は「起業したい!」

 

◆ライフワークへの憧れが強い

 

第9位は「起業したい」で全体の4%となりました。今回のアンケート結果では9位でしたが最近は個人が気軽に起業をはじめられるAmazonでの出店やハンドメイド販売サイトなど便利なサービスの出現で、女性が一人で起業をすることが身近になりつつあります。女性は元々器用で多趣味な方が多いため、好きな趣味で起業ができたらという憧れを抱いているようです。追加の口頭アンケートで「なぜ起業をしたいと思っていますか?」という質問では「もっと自分の力で稼げるようになりたいから」「会社に縛られずに働きたい」「自宅でできる起業がしてみたい」「自分の才能で社会貢献をしたい」「趣味が仕事になったら楽しいと思うから」という、お金・時間・やりがいを持てるライフワークへの憧れが起業の動機となっているようです。

 

 

第10位は「自分の時間が欲しい!」

 

◆女性は男性よりも時間が足りない

 

第10位の「自分の時間が欲しい」は全体の2%でした。自分の時間が欲しいという女性は既婚で子供がいる方が多く、家事・仕事・育児を担っている女性は時間が足りないという回答もありました。「時間をつくる工夫をしていますか?」という追加の口頭質問では「夫に家事を手伝ってもらっている」「子供を早く寝かしてから自分の時間にあてている」「時短勤務をしている」「掃除機ロボットを買って家事の負担をなくしている」など、多くの方法で自分の時間を捻出しているようでした。特に女性は男性よりもファッションや美容にかける時間が毎日必要なため便利なものを求める傾向があります。政府の女性活躍推進の動きもある中でますます時間の足りない女性は増えていくと思われます。時短商品や彼女たちの仕事を助けるサービスを開発すればさらにニーズは高いものとなっていくでしょう。

 

 

まとめ

 

購買に積極的な20代30代女性のニーズは時代背景や世相によって変化をしていきます。しかし彼女たちのトレンドを知るだけではすでに遅くヒット商品や新しいサービスを生み出していくためには、時代に合わせた女性心理の先読みが必要です。女性たちが今求めるものは何であるか、本質的なニーズを今回のアンケートから見つけて頂けたら幸いです。

 

この記事を書いた人/五丈凛華