女性マーケティング女性心理商品開発セールス
商品開発 女性マーケティング

若者に大人気のステッカー専門店「B-SIDE LABEL」のヒミツに迫る!

ビーサイドレーベル原宿店ロゴ

 

こんにちは!JMCトレンドリサーチ部です。今回は若者の街「原宿」でトレンドリサーチを敢行!ヒットのヒミツを探るべく原宿を練り歩きました。そこで出会った今若者に人気のステッカー専門店「B-SIDE LABEL」を取材させて頂きました。

 

 

 

1.若者の心をとらえる商品のヒミツとは

 

 

 

ダウンロード (5)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原宿駅を降りると土曜日の午前中でしたが既に多くの人手が出ていました。

言うまでもなくおなじみ竹下通りはたくさんの若い女性で溢れていましたが賑やかな通りを抜けて路地を歩いていくと、何やら若者が次々と吸い込まれるように入っていく人気店を発見!!

比較的店舗は小さいようだけれども、外観からも楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

そこは今、若者に大人気の「B-SIDE LABEL(ビーサイド・レーベル)」でした。

 

 

IMG_0524-copy

 

 (B-SIDE LABEL公式サイトより)

 

「B-SIDE LABEL」とは原宿をはじめ、下北沢・吉祥寺・名古屋・大阪・京都に店舗があり、大型商業施設に入っているLOFTでも全国的に販売されているステッカー専門店です。

 

JMCトレンドリサーチ部も早速入店。するとそこはステッカーワンダーランド!

たくさんのステッカー商品が並んでいました。

普段ステッカーを貼ることはなかったけれど、どんどんステッカーの魅力に惹きこまれていきます。

 

 

 

IMG_20170304_131846

 

 

禁止語句の入ったステッカー。

「かまってちゃん禁止」とか、誰がどこで貼るんでしょう・・・。

だからこそ思わず笑ってしまったり、ドキッとするものがたくさんある!

 

 

 

IMG_20170304_131342

 

 

「トラブル発生。」「トラウマです。」「政府の犬め。」

普段なら重たいコトバでもゆるキャラで表現すると、こんな風になるんだな~と関心。

コトバとゆるキャラのコラボレーションセンスが抜群!!女子に人気がありそうなステッカーですね。

 

 

 

IMG_20170304_131558

 

 

今、大人気の缶バッジの種類も豊富。

缶バッジをどこに着けようか、イメージしながら選ぶのが楽しい!

 

 

IMG_0529-copy

 

 

 

店員さんに聞いたのですが、これらのステッカーの下絵は全て「手書き」なのだそう!

今はデジタルで絵が描けてしまう時代ですが、あえて手書きにこだわるのですね。

さらに同じデザインであっても配色を変えているものもあるらしく、見ている方も宝探しのようにお気に入りを見つけたくなります。

 

店内を見ていて思ったのはとにかく種類が豊富です。当店はこれまでに4000種類のステッカーを発表していて年間で600種類もの新作が出るそうです!このような常に「新しく楽しい商品を発信し続ける」というのは、流行に敏感な若者の感覚ととってもマッチしていると思います。それに毎回新作をチェックしたくなりますし、再来店も促せます。

 

「B-SIDE LABEL」の企業コンセプトは「ステッカーを媒体に誰もが気軽に楽しめるポップアートを表現している集団。」と掲げられています。店内の商品を見て、なるほどと思いました。

 

アートというのは額に飾られていたりするので遠くから眺めることが多いけれど、それをステッカーという媒体にすることでもっと人の生活に密着して愛されるアートがこのお店で表現されている「ステッカー=作品」なのだと思います。特に商品というのは作る側のこだわりや魂みたいなものが、商品を通して確実に伝わるとJMC企画室では思っています。

 

商品を売ろうとすると戦略のことばかり考えがちですが、自分たちが商品を通してお客さまに何を提供したいのかという想いがあってこそ、商品というのはお客さまにとって魅力的に映ります。アーティストさんたちの感性や創作性もスゴイけれど、それ以前にお客さまを楽しませようとする企業の心意気が、商品を通して伝わり若者の心をつかんでいるんだと確信しますね。

 

そして店内では原宿らしい光景が。

 

 

6a42236a47828190a6d5a99f0beed716_s

 

 

店内は若い女性が6割、男性が4割くらいでしたが、自分のお気に入りのステッカーを見つけたお客さまはスマホで写真を撮り早速SNSへアップしていました。

自分が「コレ、面白い!」と感じたものは記録に残しておきたいし友人たちに知らせたくなります。SNSはほぼ写真とセットでアップされるため、発信する方も受け取る方も、より見た目が良いモノや面白いモノを求める傾向があります。

 

今、企業が商品を売ろうとした時に、お客さまにネット上で商品情報を拡散してもらいたいという思惑があると思います。

商品情報の拡散を狙うには「見た目のクオリティ」「意外性のある面白い商品」であること、つまりお客さまの感性を動かすための構成の工夫やオリジナリティーが必要不可欠です。

「B-SIDE LABEL」にそのような思惑はないかもしれませんが、上記のようなヒットを狙える2つの要素があるステッカーはまさに若者の間で拡散されやすい商品であると言えます。

 

 

2.店長さんが教えてくれた驚きのサービス!

 

 

店内には店員さんらしき人がとてもフレンドリーに話かけてきてくれます。私達もステッカーを買おうと選んでいると小さな手の平サイズくらいの買い物カゴを「よかったらどうぞ。」とやさしく渡してくれました。(写真撮るの忘れてしまった・・・)

 

すると何やらとても目立つ女性が。お話を聞くと、なんと店長さんとのこと!個性的です。

 

 

IMG_20170304_132141

 

 

店長さんや店員さんは店内を歩き、たくさんのお客さまに声をかけていました。

 

「どこでお店を知って頂いたのでしょうか?」

「どんなところでステッカーを使いますか?」

「その作品がお好きですか?」

 

と会話をしています。店長さんたちは積極的にお客さまと会話をして触れ合うことで、ニーズやトレンドを聞き取っているようにも感じられました。流行やお客さまニーズの移り変わりが早い今にとって「現場でお客さまの声を丁寧に拾う」これがヒットを狙う上ではやはり重要なのだと思います。

 

 

さらに、こんなサービスがあることを店長さんは教えてくれました。

 

なんとステッカーに一年保証が付くと言うのです!

 

家電製品でもないのに、なぜ一年保証なのでしょう?その理由を店長さんに尋ねると・・・

「ステッカーは日用品や自転車に貼ることが多いので、当社では一年保証をつけて交換をしているんです。」

なんと、ステキなお客さま愛とステッカー愛に満ちたサービス!

 

ちなみに以下が「一年保証の条件」だそうです。

●原則、貼ったステッカーが対象

●人(先生、親、兄弟、先輩、上司など)に剥がされた場合

●貼った対象物を無くした場合(落としてしまった、盗まれた)

●状態悪化(破れた、色落ちした)

 

まさにお客さまが直面しうる状況を想定しています。お客さまにとっても心に残る、ステッカー専門店ならでは個性的な手厚いサービスです。

 

 

 

3.時代と共に若者の意識は変わるか?

 

 

今の20代は生まれた時からネットやメール、SNSでコミュニケーションを取る環境が当たり前にあります。だからと言って人と関わることが苦手とか全てネットで済ませたがるとか、若い人たちが特別だというのは違うと思います。

実際に私が多くの20代~30代の女性たちに20年以上サービスを売ってきてわかったのは、人は誰でも自分のことにもっと目を向けて欲しいと思っているということです。

自分の悩みや日常を変えてくれる何かを求めている、それがお客さまの心情でありその欲求を叶えるのが商品であるのです。それを解消するのはヒトでも良いし、動物でも良いし、自然でもいい。ただそれが商品であるかどうかの違いです。

 

 

時代背景などから集団心理というものは変化していきますが、個人の本質的な感情はいつの時代もあまり変わりません。だからこそ商品開発やサービスをつくる際には「本質的なお客さまの欲求を、時代に合わせてカスタマイズする」ということが重要です。

 

 

IMG_20170308_104209

 

JMCスタッフが息子へと買った「伸びしろあります。」ステッカー。野球でレギュラーを取りたい息子も気に入り自転車に貼ったもよう。密かな自己主張に、自分の雑貨を彩るアートとして、色々使い道がありそうです。一年保証のお世話になるかな?

 

 

お客さまと触れ合い生の声をつぶさに拾う努力をすることが次世代を担う若者ニーズをつかみヒットを狙うことができるのでしょう。原宿の若者で賑わう「B-SIDE LABEL」の店内から、お客さま愛とステッカー愛を熱く感じました。

この記事を書いた人/五丈凛華