女性マーケティング女性心理商品開発セールス

女性の心を10倍惹きつける商品ネーミングのつけ方

若い女性が椅子に座り考えている

 

ネーミング1つで商品の売れ行きが2倍から10倍も変わってしまうことをご存じですか?いくら商品の質が良くてもネーミングの付け方が間違っていれば、存在さえも気づいてもらえないことも少なくありません。数億点を超える数えきれないほどの商品がある中であなたの商品を選んでもらうには、女性の反応率が高い商品ネーミングを戦略的に考えていくことが大変重要です。今回は女性の心を10倍惹きつける商品ネーミングの付け方をご紹介していきます。

 

 

1.ネーミングは5パターンに分けられる

 

どんな人にも名前が付いているように、商品にも必ずネーミングが付けられています。人の命名には親の想いや成長して欲しい子供の姿を描きながらつけられることが多いですが、商品はそうとは限りません。商品にとってネーミングとはお客さまに愛着をもって商品を覚えてもらうため、さらには競合他社との違いを明確にする「=売上拡大を狙う」という目的のもとつけられるものです。そのためネーミングは「ターゲットの反応が高いもの」を付けることが鉄則になります。

ではターゲットの反応が高いネーミングとは、どのようなものなのでしょう?ターゲットが女性である場合過去の事例から女性を惹きつけヒットをとげたネーミングは次の5つに分けられます。それらは「①語りかけネーミング②ベネフィットネーミング③音感ネーミング④イメージネーミング⑤素ネーミング」となります。1つ1つを事例を元に見て行きましょう!

 

【①語りかけネーミング】

人が話をする口調そのままをネーミングにしたパターンです。例えば「お~い、お茶!」は商品が使われる状況を想定してつけられたネーミングです。親しみを持ってもらいたいという狙いから付けられることが多く、主に食品群にその傾向が強くあります。

商品事例:「お~い、お茶」「ごはんですよ!」「甘栗むいちゃいました」

 

【②ベネフィットネーミング】

商品を買って得られる利益=ベネフィットをネーミングにしてしまうパターンです。商品名がそのままキャッチコピー化をしているため、お客さまもパッケージを見れば感覚的に商品の効果がわかります。女性客は常により効果の高い商品を探しているため、ベネフィットネーミングを考案することによりお客さまに選ばれる可能性が高くなります。

商品事例:「ケシミンクリーム」「おにぎらず」「アンキスナップ」「満足(ストッキング)」

 

【③音感ネーミング】

商品全体を音で表現した(組み合わせた)ネーミングです。ただ音で表すだけでなくその音が商品全体の特長を的確につかんでいるかということもネーミング考案をする上で重要です。商品を使うことでお客さまはどんな音を体感するのか、という点から考案してみると良いでしょう。

商品事例:「冷えピタシート」「ガツンとみかん(アイス)」「SARA(シャンプー)」「ふわりぃ(ランドセル)」

 

 

【④イメージネーミング】

商品イメージを何かに比喩的に表現されたネーミングです。お客さまに与えたい商品イメージに近い対象物を選び、その名前を使うことでネーミングの考案ができます。

商品事例:「TUBAKI(シャンプー)」「月(日本酒)」

 

 

【⑤素ネーミング】

商品の内容をそのまま「素」で伝えるネーミングです。文章を長くすることで目にとまりやすいという効果を使うものや、あえて端的にすることで直球で商品を訴求できるという利点もあります。

商品事例:「じっくりコトコト煮込んだスープ」「辛そうで辛くない少し辛いラー油」「赤穂の天塩」「青汁」

 

 

2.女性が思わず手にとってしまうネーミングの秘密

 

2-1.女性の心を惹きつけるネーミングを考案するステップ

 

女性客が思わず手に取ってしまうネーミングとは「女性の得たい未来を表しているもの」と断言できます。例えば反対事例として車につけられているネーミングをみると「クラウン・プリウス・キューブ・タント」など、どれも得たい未来というよりかはメーカーイメージを表現しているものが多くなります。これはターゲットがほとんど男性であるからこそなのです。男性はブランド(権威)を重要視する傾向にありますので、ブランドイメージに沿ったネーミングが好まれます。

女性客については上述した①~⑤のネーミングパターンを見てみても、ヒット商品には購入した後でどのような使用感が得られるか、どのような状況を表しているかがとてもよくわかるネーミングがつけられているものばかりです。そのため女性の心を惹きつけるネーミングは次の3つのステップで考案をしていくと良いです。

 

【女性の心を惹きつけるネーミング考案ステップ】

「ステップ1」女性が商品を使うことで得られるメリットを思いつくまま出す

「ステップ2」メリットをネーミングパターン①~⑤に当てはめアイデアを30個以上出す

「ステップ3」社内やターゲットから意見を募り、最終的に1つに決定していく

 

そもそもネーミングととはあなたの商品が選ばれるためにするもの。いずれの方法でも競合他社と被らないことが重要です。少し大変ですがアイデアを量産してその中から決めるようにしましょう。

 

 

2-2.これだけは避けたいNGネーミング

 

一方でネーミングを間違ってつけてしまうと、女性客から見向きもされないという悲劇が起こります。女性の関心が一番薄くなるのは「よくわからないネーミング」です。よくわからないネーミングとはとても抽象的な表現ですが、もっと細かく言うと「競合他社との違いがわからないネーミング(似たようなもの)」「商品イメージと結びつかないもの」「数字やアルファベットで表現されたネーミング」などです。モノを買う女性たちは商品の前を一瞬で通りすぎてしまいます。つまり瞬時に商品イメージやメリットを理解させることができなければ当然のように無関心になるため「1秒で商品を理解させることができるか」が失敗しないネーミング付けのポイントになります。

 

 

 

3.ネーミングを選定する6つのチェックポイント

 

ネーミング付けで一番難しいのは「1つに絞る」という作業です。1商品に1ネーミングしかつけられないからこそ、他のアイデアをどう捨てるかということも重要になります。そのため最終的に「何を捨てるか」が作業として入ってきます。その時に指針となるのが次の6つのチェックリストです。この1~6を満たしている商品が、お客さまの記憶と耳に残る最優秀ネーミングとなります。

 

【最優秀ネーミングを決定する6つのチェックリスト】

☑商品の訴求ポイントは表現されているか?

☑競合他社と似通っていないか?

☑聞きやすい音であるか?

☑パッと見て覚えやすいか?

☑声に出しやすいか?

☑商品の個性が出ているか?

 

4.まとめ

 

どんな女性がターゲットかによってもネーミングは大きく変わってきます。ネーミングは商品の顔であり広告の役割にもなりますので、ネーミング付けをしっかりと行うことでお客さまが商品を見つけやすくなり選ばれることでしょう。ではまとめをしていきます。

 

●ネーミングは5パターンに分けられる

①語りかけネーミング

②音感ネーミング

③ベネフィットネーミング

④イメージネーミング

⑤素ネーミング

 

●女性を惹きつけるネーミング考案ステップ

1.商品を使うことで得られるメリットを思いつく限り出す

2.メリットをネーミングパターン①~⑤それぞれに当てはめアイデアを30個以上出す

3.社内やターゲットから意見を募り、最終的に1つに決定していく

 

●最優秀ネーミングを決定する6つのチェックリスト

・商品の訴求ポイントは表現されているか?

・競合他社と似通っていないか?

・聞きやすい音であるか?

・パッと見て覚えやすいか?

・声に出しやすいか?

・商品の個性が出ているか?

 

製品はネーミング付けをされてはじめて「商品」として認識してもらえます。女性のお客さまをハッとさせるほとの素晴らしいネーミングをぜひつけてください!

この記事を書いた人/五丈凛華