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女性の心を10倍惹きつけるキャッチコピーの作り方

女性向けの本が並んでいる

  キャッチコピーとは、キャッチ(つかむ)とコピー(文章)という日本の造語で、「人の心をつかむ短めの文章」のことを指しています。でもこのキャッチコピーをうまく作成できないために、膨大な広告費をかけても商品が全く売れていかないという事も珍しくありません。逆に本の中身はそのままなのにタイトルを変えただけで10倍の売上を記録しベストセラーになった事例もあるのです。キャッチコピーの力はそれだけ絶大ですが、女性顧客に向けてコピーをつくる際にはいくつかのポイントを押さえることが必要です。そこで多くの女性たちの心をキャッチコピーで10倍惹きつけるためのコツをお伝えしていきます。

 

 1.キャッチコピーには2種類ある

 

キャッチコピーとは雑誌の表紙・商品の箱や広告などに使われ、「素早く商品への興味を惹きつける」のが狙いです。主に商用目的で作成されるもので、言わば営業マンの代わりに購買へ誘導するための「呼び込み」の役割をしてくれます。たとえばキャッチコピーの役割がよくわかるのがコンビニにある書棚です。

コンビニの雑誌は檀上に立てかけられていますが、何冊も雑誌が重なっているため見えるのは上のスペースだけという激戦地帯となっています。そこで女性誌の上スペースには、『この冬、オンナを上げる勤コーデ特集』というように当月の雑誌のコンセプトを象徴するコピーが大きな文字で貼られているのです。

 

このように本の上部に大きく書かれるメインとなる見出し(キャッチコピー)のことをヘッドライン」と呼びます。広告においてこのヘッドラインは最重要要素になります。なぜなら多くの購買者が広告全体を見た時に、このヘッドラインが最初に目に留まるからです。つまりこの先の広告に目を通すかどうかがの査定を、このヘッドラインで8割がたされてしまということ。そしてヘッドライン(見出し)の下にあるのが、補足として商品内容を伝えるボディーコピー」です。

先ほどの雑誌のようにヘッドラインが『この冬、オンナを上げる通勤コーデ特集』だとすると、その下に「たった1万円で通勤&アフターファイブも着回しできる!今すぐ買っておきたい注目3アイテム」とさらに本を読ませるための内容がボディーコピーとなります。

このようにキャッチコピーとは大きく分けて2種類あります。ただ上述したように女性顧客はヘッドライン(見出し)次第でその下のボディーコピーを読むかどうかを判断するので、今回は「ヘッドライン」に注目していきます。

 

ヘッドラインの役割とは「ちょっとそこのあなた、ここには役立つ情報がありますよ~!」とターゲット顧客を呼び込み、立ち止まって注目させることです。さらにコンビニの雑誌で言うなら「パラパラと立ち読みをしてもらい→購入」へと誘導するのが最終的なミッションとなります。つまりお客様に購入への第一アクションを起こしてもらうことがキャッチコピーの目的であり、ターゲットに行動を起こさせるメッセージ力が必要となってくるのです。

 

 

2.女性が思わず二度見するキャッチコピーの秘密

 

2-1.女性ターゲットには必ずコレを入れよう!

 

では女性にとって「行動を起こさせるメッセージ」とは、どのようなものなのでしょう?キャッチコピーの表記スキルは色々ありますが、それよりも女性の心をグッと惹きつけるには「ある1つのこと」を入れると良いです。それは「ターゲット女性が抱える悩みの解決」。逆を言えばどんなに文脈がキレイでも、これが入っていないキャッチコピーは女性に見向きもされないので注意をしましょう。

まず女性とは男性が思っているよりも多くの悩みを抱えています。恋愛・仕事・美容・体の悩み・家族・人間関係など毎日尽きないのです。もちろん男性も同じように悩みはあるかと思いますが、正確に言うなら「認識している感度が男性よりも女性の方がはるかに高い」のです。

女性はこのように悩みを抱えやすい特性があるため、多くの女性ターゲットを惹きつけるなら「悩みの解決が感じられるキャッチコピー」が一番効力が高いです。なぜなら人とは痛みから逃れたい時に強烈に行動を起こすからです。例えば趣味の旅行で10万円の出費を躊躇をする人でも、激痛に悩まされている腹痛の治療費に10万円かかると医者から言われら何を置いても治療に取り掛かるのは想像できるかと思います。

このように女性ターゲットを惹きつけるキャッチコピーを考えるなら、まずはあなたのターゲット顧客が抱える悩みをしっかりと把握することがコピー作成の土台づくりとなるのです。

 

2-2.女性顧客を遠ざけるダメパターン

 

例えばヨーグルト製造販売会社が女性の代表的な悩みである「便秘解消」をコンセプトに製品を売り出すとします。その時にありがちなキャッチコピーとはとは、次のようなものです。

 

●「乳酸菌が100億個入っている!〇〇ヨーグルト」

 

商品内容の素晴らしさを一番に押し出すパターンですが、企業目線になるとこのようなコピーとなります。このコピーからはスゴイ商品であることはわかるのですが、便秘の悩みが解決するイメージは湧いてこないため女性からは「自分には関係ない」と瞬時に判断されてしまいます。これではどんなに性能の良い商品をつくっても、顧客の手に届かないままで終わります。そうならないためにも女性の関心を引くには、次のようなキャッチコピーに直すと良いでしょう。

 

●「快腸美人で、毎朝スッキリ!〇〇ヨーグルト」

 

一見すると悩みが入っていないキャッチコピーに見えますが、実はこの短い文章の中にちゃんと含まれています。「快腸美人で、毎朝スッキリ」という語句には、実は「昨日までは不腸(=便秘)でモヤモヤしていた」という反対の意味が入っているのです。ただ「便秘」というダイレクトな言葉を入れてしまった場合、逆に女性は恥ずかしいため買うことをためらってしまい購買率が低下します。そこで女性向けのキャッチコピーには「悩みが解決した未来」を見せるキャッチコピーが効果的です。このようなコピーに対しては「そうそう、私のこと!」と思い共感が生まれつつも、理想の未来をイメージできるようになり商品を手にとって見たくなる心理が働きます。女性向けのキャッチコピーは「ターゲットの悩み+解決法」をセットで言葉に盛り込むのが鉄則なのです。

 

 

3.コピーの長さにもこだわろう!

 

ヘッドラインでもう1つ気を付けたいのは文字数です。女性向けのキャッチコピーをつくる際には、コピーの長さにもこだわりましょう。文章の長いコピーだった場合女性は潜在的に「難しい」と感じてしまい、それだけで商品に対する興味が失せてしまいます。するとキャッチコピーによって商品を知ることを「放棄」するという現象が起こりうるのです。

ではためしに、先ほどのコピーを長くしてみましょう。

 

●快腸美人になって毎日をハッピーで健やかに保つ!〇〇ヨーグルト

 

どうでしょうか?このように良い言葉でも詰め込みすぎると、感覚的に理解しづらくなるためその商品を「よくわからない=自分には必要ない」と無意識レベルで人は捉えてしまいます。女性には言葉を尽くすと良いと思ってしまいがちですが、それはヘッドラインのキャッチコピーでは真逆。キャッチコピーの役割とはあくまでも商品へ興味を惹きつけることであり、全てを語ることではないのです。このように感覚的にスッとターゲットの心に入って行くには、ヘッドラインのキャッチコピーは20文字以内に抑えると良いです。あくまでもわかりやすく、簡潔にすることがキャッチコピーの使命です!

 

 

4.まとめ

 

このようにキャッチコピー1つでも、女性をターゲットにすると形式が変わってくることがおわかり頂けたでしょうか。まとめると女性の心を10倍惹きつけるキャッチコピーには3大原則があります。

①ターゲットが抱える悩みを入れる

②解決策を入れてメリットを見せる

③ヘッドラインは20文字以内にする

この3つが揃っているキャッチコピーがついた商品は、短時間で商品のメリットをアピールできるようになります。それにはしっかりとターゲット女性の悩みを理解して、キャッチコピーのアイデアの数を出すようにすると良いでしょう。ぜひあなたの商品の素晴らしさをキャッチコピーによって伝えて下さい。

この記事を書いた人/五丈凛華

全国10万人の女性とセールマーケティングを経験した実績から、女性向け商品企画会社「JMC企画室」を設立。女性の購買欲を最大に引き出す「COMASマーケティング®」により、企業の個性を活かすヒット商品を生み出している。